こんにちは!庭前です。 現在インドで行われている第18回WCC(WOMEN CARDIAC CARE)カンファレンスに、ファカルティとして参加しています。世界中から集まった循環器専門の女性医師とともに、最新のものから希少なものまで、心血管疾患の診断や治療についてディスカッションしています。 日本には虚血性心疾患等を治療する女性医師の集まりであるJ-WINC(Japanese Women’s Interventional Conference)がありますが、今回はその中心的存在である湘南大磯病院の高橋佐枝子先生のお誘いにより、普段からJ-WINCで一緒に活動している仲間とともに参加しています。 世界の女医医師の英語力やディスカッション力、コミュニケーション能力、積極性に圧倒されつつ、普段できないことをたくさん体験させていただいています。 明日からの患者さんの救命に活かすことをたくさん吸収して戻りますね! そして、噂には聞いていましたが、インドはやはり朝から晩まで3食カレーが出てきますね。一生分のカレーを食べたと言っても良いくらい、色々な味のカレーをいただきました!野菜中心のものから豆のカレー、ヨーグルトを使ったものなど、本当に種類が多彩で、スパイスも様々です。一つの料理ではなく、文化なんだなあと感じました!
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2025年度もあとわずかになってしまいました!
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皆さん、またまた大変ご無沙汰してしまいました。2025年度もあとわずかになってしまいました。今年度は、昨年度に続き、私の他に小林先生、峯岸先生、佐々木先生、岡田先生、富澤先生、西尾先生が診療に勤しんでいます。また、丹下先生も引き続き嘱託医として勤務していただいています。4月には椎名先生が他院から当科に異動となり、また安藤先生が当院の研修医から当科に入ってくれました。そして10月には安藤先生の同期の橋本先生が他院から来てくれました。11人体制で頑張っております! 今年度は、たくさんのスタッフの協力のもと、経皮的左心耳閉鎖術を開始することができました。出血リスクの高い心房細動患者さんの左心耳を閉鎖することで、抗凝固療法を減らせる治療であり、予後改善のエビデンスが確立されています。患者さんの満足度が高く、今後も積極的に行っていきたいと考えております。 今年度は更に、心房細動に対する治療としてパルスフィールドアブレーションを導入いたしました。以前から行っていた高周波アブレーションに比べ、手技時間を大幅に短縮でき、また合併症が少ないという利点があります。今後更に進歩が期待される分野であり、患者さんの満足度を上げるべく更に頑張っていきます。 心原性ショックに対するインペラやV-A ECMO(静脈動脈型体外式膜型人工肺)、急性心筋梗塞や狭心症に対するカテーテル治療(PCI)、下肢動脈に対するカテーテル治療(EVT)、徐脈性不整脈に対するペースメーカー植え込み、致死性不整脈に対する植え込み型除細動器(ICD)、心不全に対する心臓再同期療法(CRT)、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション、重症大動脈弁狭窄症に対するTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)などの手術はもちろんのこと、心不全や心筋症、心筋炎、肺高血圧症、静脈血栓症、失神などに対する原因検索や治療についても、今まで以上に頑張って取り組んでおります。 患者さんファーストをモットーに、みんなで一丸となって頑張っておりますので、心臓や血管の病気でお困りの患者さんがいらっしゃいましたら、ぜひ当科にいらしてください!
2024年度のメンバー紹介です!
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皆さま、大変ご無沙汰しておりました。心臓血管内科の庭前です。今年度初となる投稿です。 今年度前半は12人、後半は11人体制で診療を行っております。 前半は後期レジデントの川崎先生が頑張ってくれましたが、10月で他の病院へ異動となりました。 今年度から嘱託医(病院顧問)となられた丹下先生には、週に3回勤務していただいています。不整脈に対するアブレーション治療を一緒に行ったり、引き続き外来診療も行っていただいていて、大変助かっています。 常勤医は4月から私の下に小林先生が来てくれました。その下は昨年同様に峯岸先生、佐々木先生、岡田先生、富澤先生、児玉先生と続きます。昨年他院に出ていた西尾先生が戻ってくれて、また他院より五十嵐先生と梶原先生が来てくれました。小林先生は冠動脈やその他の血管治療をはじめとする高度な技術に長けている先生で、私たちのチーム全体の力が一段とアップし、患者さんに更に質の高い医療を提供できる体制が整っています。 今年度はImpellaという心臓を補助する装置を導入し、ECMOと同時に使用する症例も多く、今まで以上に重症の患者さんを救命することが可能となりました。 働き方改革も本格的に導入となり、夜間や休日は当番制にして交代で休める体制を整えています。小林先生、峯岸先生、佐々木先生がチームリーダーとして若い先生の指導に当たってくれています。アットホームな雰囲気の中、超重症患者さんを救命すべく、一丸となって日夜頑張っております。 心臓や血管の病気でお困りの患者さんがいらっしゃいましたら、ぜひ当科にいらしてください。患者さんファーストで真心込めて診療に当たらせていただきます。
2023年度のメンバーと当科の現状紹介
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皆さん、だいぶご無沙汰しております。心臓血管内科の庭前です。2023年度も後半が始まりましたね〜。今回はご要望の多い、当科の現状についてお知らせします。 当科は現在11名の医師で診療を行っております。常勤の丹下先生、庭前、峯岸先生、佐々木先生の下に、今年から来た8年目医師の岡田先生、その下は6人の後期レジデントの先生たちがいます。後期レジデントは3年目(医師5年目)の布施先生、富澤先生、滝沢先生、2年目(医師4年目)の石尾先生、児玉先生、1年目(医師3年目)の渡邉先生です。チーム制にして若い先生たちの教育に力を入れています。また、医師の働き方改革を推進するため、休日は交代でしっかりと休める体制にしております。みんなで一丸となって、日夜重症患者さんの診療にあたっています!! 今年度当院は以前のようなコロナ用病床確保が必要なくなったため、比較的ベッドに余裕があり、救急患者さんを受け入れやすい状況です。そのためか、ここ数年やや少なかったPCI(経皮的冠動脈インターベンション)の症例が倍増しています。また、心房細動のアブレーションも軌道に乗り、今月から週に2日行う予定にしています。そして、先月から心臓血管外科の先生とコラボしてTAVI(大動脈弁をカテーテル的に植え込む手術)を始めました!!こちらについてはまた別の機会に詳細をお伝え致しますね。 ということで、今年度も当科は患者さんファーストで頑張っていますので、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
2022年度が始まりました!
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みなさん、こんにちは。庭前です。だいぶ久しぶりの投稿です! 2022年度も始まりましたね〜。 3月で佐鳥先生、野尻先生、布施先生、富澤先生(旧姓 稲葉先生)が退職され、新しく西尾先生と石尾先生が当科に入りました。 佐鳥先生はご開業されます。長い間仲間として一緒にお仕事してくださって、どうも有り難うございました。今後は地域の患者さんのために、今までの経験を活かしてご活躍されることと思います。 野尻先生は当初より1年間の予定で来てくれていました。またいつか戻ってきてくれることを期待しています(笑)。 布施先生と富澤先生(旧姓 稲葉先生)は1年間別の病院に異動となりましたが、また来年戻ってきてくれます。 新しく入った西尾先生&石尾先生と共に、今年は8人のメンバーでたくさんの患者さんを救うべく頑張ります! 365日、24時間、当科医師が常に勤務している体制は変わらず継続していきます。 今年度も前橋赤十字病院 心臓血管内科をどうぞ宜しくお願いします(*´-`)
胎児大動脈弁形成術について
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こんにちは、佐々木です。本日は先天的に重度の大動脈弁狭窄症を有する胎児へ出生前に外科的治療を行うという驚くべき治療法に関する話です。 先日のニュースで先天的に重症大動脈弁狭窄症を有する胎児に対し、国立生育医療センターで国内で初めてとなる胎児治療が行われたと報じられました。 大動脈弁狭窄症とは、大動脈の入り口(左心室の出口)が極端に狭くなる病気ですが、成人では左心室に大きな負担がかかり心不全を来します。重度となると外科的手術やカテーテル治療を要する重大な疾患です。稀に先天的に有することがありますが、重度であると左心室が正常に育たずに左心室低形成症候群へ発展し生命に危険が及ぶとされます。 画像:Wikipediaより引用 左心室低形成症候群で生まれてきた患児は標準的にはノーウッド手術→両方向性グレン手術→フォンタン手術という3段階の手術を必要とし、手術が完了しても定期的な通院が必要となり日常生活への影響も少なくありません。 今回報じられた胎児大動脈弁形成術は胎児期に大動脈弁狭窄への治療を行い、左室の形成を促すための治療とのことです。 当科は主に15歳以上の患者様への治療を行っており、先天性心疾患を有する患児の治療の実際に詳しい訳ではありませんが、まさか胎児期に治療を行なうことが有るなんて想像もしませんでした。 方法は実に驚異的であり、妊婦さんのお腹から胎児の左心室まで針を刺してガイドワイヤーを通し、それに沿ってバルーンの付いたカテーテルを大動脈弁まで進めてバルーンを膨らませ、狭くなっている大動脈弁を広げるというものです(バルーンでの大動脈弁狭窄を広げる治療自体は成人症例でカテーテル治療として行われることがありますが、通常は足の付け根の血管からカテーテルを挿入して行きます)。 ニュース記事によれば欧米ではすでに行われている、とのことですがイタリア人循環器医師の友人にこの治療の事を話してみたところ、私と同様に大層驚いていました。 画像:米国 Nationwide Children's Hospitalホームページより引用 母体は硬膜外麻酔で行い、胎児には大腿部に鎮痛薬を筋注する様です。放射線透視は不要でエコーガイドで行われます。 心筋を直接針で刺すため心臓の外に血液が漏れることがあり得ますが、上記の米国の子供病院のホームページ記載によ...
Awake V-A ECMO
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こんにちは、佐々木です。昨今 ECMO が話題になることが多いですが、今日はECMOと鎮静について書きたいと思います。 元々ECMOは重篤な呼吸不全・心不全の患者さんに適応されるため鎮静薬で患者さんを寝かしつけ人工呼吸器を装着した状態での導入となることが多い治療です。ECMOでサポートをしつつ回復を待つ、というのが基本方針ですが長期になると筋力など運動機能等の低下を来す廃用や人工呼吸器管理に伴う人工呼吸関連肺炎(VAP)などの合併症が問題となります。これらを最小限にするべく、覚醒状態でのECMO管理を行う「awake ECMO」という管理法が有ります。呼吸をサポートする「V-V ECMO」に於いてECMOの権威で「ECMOの神様」とも称されるスウェーデンのカロリンスカ大学病院のパルマー先生が提唱した治療ですが、ECMOでサポートされた患者さんは体を起こし会話可能で口から物を食べ、更には自らの足で歩きリハビリを行う事すら可能です。廃用や人工呼吸関連の合併症を減らすのみならず、患者さん自身が症状を訴えられるため異常の早期発見にも繋がります。私も英国でのECMO留学の際にECMO管理中にリハビリのために歩いている患者さんを実際に目にして大変感銘を受けました。V-V ECMOに於いては肺移植待機中の患者さんの予後を改善するなどエビデンスが蓄積されています(過度の呼吸促迫は肺を傷つける可能性が有り、全ての患者さんに適応される訳では有りません)。 V-V ECMO中にリハビリを行う患者さん(AACNホームページより引用) 一方で心臓を主にサポートする「V-A ECMO」での「awake ECMO」についてはこれまであまり積極的に行われておらず、検証もなされて来ませんでした。大きな理由としては心筋梗塞等の急性期の循環器疾患に於いては覚醒により患者さんが興奮し内因性カテコラミンが増大する(所謂「アドレナリンが出る」)と不整脈の増加により病状を増悪し得ると考えられる状況が多いからです。また、V-A ECMOはV-Vと比して管理が短期であることも要因です。とは言えawakeでのV-A ECMOにメリットがない訳では有りません。 今年の4月にEuro Heart Journalでpublishされた単施設観察研究 ”Awake venoarterial extraco...
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心房細動に対するカテーテルアブレーションを始めました! みなさん、こんにちは。 庭前です。久しぶりの投稿です。 ついに当院で心房細動のアブレーションを始めました! 少し前に佐々木先生からもアップされましたが、やはり心房細動に対するアブレーション治療が有益だというエビデンスやガイドラインの改訂などがあり、当院でも行いたいと考えました。 以前から 心房細動以外のアブレーション治療は行っていますが、それとは手技が異なる部分が多々あり、心房細動については当院では行っていませんでした。 今回、治療経験の豊富な南健太郎先生(現在、獨協医大にご勤務です)に非常勤医師としてご協力いただけることになり、手技のご指導を仰ぎつつスタートを切れました。 スタッフ一丸となって、心房細動でお困りの患者様をしっかりと治療していければと考えております。 宜しくお願いします!!
右心機能に着目したV-A ECMOからの離脱指標
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こんにちは、佐々木です。ECMOにまつわる文献の紹介すると言いつつかなり間が空いて漸く2回目です。 ECMOのごく簡単な説明は こちらの記事 をご覧下さい。 心臓の弱った患者さんにV-A ECMOを装着した後、ECMOはずっと着けていられません。その為いつかは離脱しなければなりませんが、安全なECMOからの離脱の指標は明らかとなっておらず研究が進められています。これまで左心機能にばかり目が向きがちでしたが、 2021年4月にJACCからpublishされたV-A ECMO患者79例を対象とした 韓国の単施設観察研究“Prognostic Implication of RV Coupling to Pulmonary Circulation for Successful Weaning From Extracorporeal Membrane Oxygenation” はV-A ECMOからの離脱の指標として右心機能に着目したユニークなペーパーです(まだオンライン公開のみ)。 既存のV-A ECMOからの離脱指標(LVEF>20%、LVOT-VTI≧10cm、僧帽弁輪S'≧6cm/s) はECMOの流量を極端に下げた状態でエコーを用いて左心系を評価していましたが、流量を下げる事により急激な血圧低下を来たし得る為、流量を下げないで評価出来ないか?というところから着想した様です。 V-A ECMOの流量を十分に維持すると左心は増大した後負荷のため機能評価が難しく、一方右心はECMOによる脱血のため前負荷が低下し単純な収縮力の評価が難しいと考えられます。そのため今回着目しているのが「右室-肺動脈カップリング」となります。右室の縮みやすさ(=エラスタンス:Ees)は前負荷や後負荷に依存しない収縮性の指標であることが知られ、血管の特性を動脈実効エラスタンス(Ea)と併せて心室のポンプ機能や心収縮のエネルギー効率をEa/Ees(心室と動脈のカップリングの指標)で評価出来るとされています(心機能が低下すると高値となる)。 この「右室-肺動脈カップリング」をエコーで推定するべく様々計測したところ、ECMOフルサポート下で計測した三尖弁輪S'/RVSP>0.33(右室-肺動脈カップリングの逆数的な指標)がV-A ECMOからの離脱成功をよく予測し既存の基...
国内留学と日本心エコー図学会第32回学術集会でのBest Case Presentation受賞について
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この度、2021年4月23-25日に行われました上記学会にて症例発表を行い、上記を受賞し、国立循環器病研究センターへの国内留学を交えて報告いたします。 このブログに記事を投稿させていただきますのは、おそらく初めてのことであり、自己紹介からさせていただきますが、私は初期研修から前橋赤十字病院にて勤務させていただいており、心臓血管内科医師9年目星野です。本来であれば国内留学の経験を前橋に戻ってすぐにブログに掲載させていただきたいと考えていましたが、いろいろあって遅くなってしまい、上記受賞をきっかけに、合わせて掲載させていただく事としました。 私は、一昨年度の1年間、大阪府の国立循環器病研究センターにて専門修練医として、心不全科及び、肺循環科にて勤務させていただきました。前半の心不全科にて、心筋症や弁膜症を主に経験させていただき、心筋症の診断・治療、弁膜症の手術やカテーテル治療までのストラテジーの検討を経験しました。また、移植医療への道や緩和チームに参加させていただき、緩和医療を経験させていただきました。後半は希少疾患である様々な病型の肺高血圧症症例を担当させていただき、またBPAを(多くは助手ではありますが)経験させていただきました。成人先天性心疾患に対してのカテーテル検査・治療にも携わらせていただく等の経験をさせていただきました。 (私がそうであったように)国立循環器病研究センターをいうと無尽蔵に国費を用いて特殊な検査/試薬を行っているイメージを受けるかもしれませんが、そういうことはなく、共通して言えることは、一つ一つのデータを基本に忠実に、そして精密に吟味しており、この過程を経験する事が非常に勉強になりました。私は同院への留学を行う前までは、弁膜症の重症度評価等に関しては、生理検査でのレポート頼りであり、その計測の原理も十分に理解できていませんでした。心不全科の日々の生活は、午前午後に分かれるDuty(週10コマ)を、心エコー、心カテ、経食道心エコー等に分かれて行います。特に心エコーDutyでは、熟練の検査技師さんに混じり検査を行い、心筋症、弁膜症等の検査を行います。私のレポートの記載によっては治療方針が大きく変わる事となり、ひいては患者様の人生に影響を与えかねない為、正確な評価が必要となります(もちろんスタッフのチェックが行われ、必要事項の取り漏らしは...
心房細動アブレーション開始に伴うWEB講習会を開催しました
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こんにちは、佐々木です。 当科では不整脈に対するカテーテル治療(アブレーション)を行っておりますが、2021年6月からこれまで行っていなかった心房細動に対するカテーテルアブレーションを始めます。 理由としては心房細動治療に於けるカテーテルアブレーションの優位性が明らかになってきたからです。 心房細動アブレーションはこれまで行っていたカテーテルアブレーション手技と異なる部分が少なからずあり、経験豊富な先生に手技をお願いしつつ当院スタッフにご指導頂く必要があると考えられました。 そこで現在群馬県立心臓血管センターにご勤務されている南 健太郎 先生を非常勤医師としてお招きしてご指導頂く事となりました(今度獨協大学病院へご転勤なさる予定です)。 昨日は開始に先立ち院内講習会を開催し、南先生から当院スタッフに対してリモートでご講演して頂きました。 ご講演の内容は心房細動に対するカテーテルアブレーションに関わるエビデンスのご紹介や実務的・実際的な内容を南先生のチェコ留学時代の四方山話を織り交ぜつつお話頂きました。 ご時世に応じてWEB形式での開催でした。 大変為になる面白い講演でありつつ、心房細動アブレーション開始に伴う心配も軽減しました。 南先生、貴重なご講演をどうもありがとうございました!
今年度の新規入職者
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こんにちは、佐々木です。気がつけばかなり久しぶりの投稿となってしまいました。 2021年4月に当科に新たに4名のドクターが加わりました! 医師として 村上 文崇 先生 専攻医として 野尻 翔 先生 稲葉 美夏 先生 布施 智博 先生 以上となります。 毎年恒例の集合写真ですが、今年は短時間マスクを外し顔は笑顔でも無言での撮影でした。 因みに全員息を止めてます この2年間、当科はスタッフ不足により心臓当直医師を置けておりませんでしたが今度の6月からは毎日の心臓当直復活予定です! 心筋梗塞の患者様など1分1秒でも早期の治療介入が望まれる患者様も少なくなく、当直体制復活により良い医療サービスを提供し地域に貢献していきたいと思います。 今後とも前橋赤十字病院 心臓血管内科をどうぞ宜しくお願いします!
日本ECMOnet 人工呼吸・ECMO講習会にインスト参加しました
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こんにちは、佐々木です。 この度、8月2日に新潟で開催された日本ECMOnet主催の人工呼吸・ECMO講習会にインストラクターとして参加してきましたのでご報告します。 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年2月に 日本ECMOnet が発足されました。これは集中治療領域の先生方が中心となり、新型コロナウイルス肺炎の重症例の治療相談や治療参加・搬送を行い少しでも多くの患者さんを救命すべく活動する有志の団体です。 現在ECMOnetは各都道府県単位で人工呼吸・ECMO講習会を行っており、私は今回の新潟コースにインストラクターの一人として参加しました。循環器内科医である私は新型コロナウイルス重症肺炎患者さんへの診療に直接的に関わる機会は多くはないですが、当科は日々心臓をサポートするV-A ECMOを用いた診療を行っており導入や回路の扱いには慣れているためです。また、2017年から2018年にかけてイギリスのハイボリュームECMOセンターであるRoyal Papworth病院にてECMO留学をしており、平時から当院のECMOプロジェクトチームに関わらせて頂いています。 講習の内容としては午前中は主に座学を行い、午後はECMOの実機を用いてのシミュレーションをハンズオン形式で行います。実習は症例ベースのシナリオ形式で進行し、臨場感を持たせるよう努めています。 1日コースであり、濃密な内容のコースでしたが参加者の皆さんはとても集中して講習を受けておりました。 私は以前に先述の Royal Papworth病院主催のECMOコース に参加した事があり、日本でのECMO修学コースの必要性を感じておりました。新型コロナウイルス流行という喜ばしくないきっかけではありますが、この様なコース開設はとても良い流れだと思います。コロナ収束後にも是非継続すべきです。 今回のインスト参加は私自身の知識整理にもなり、大変有意義でした。
ECMOカンファレンス
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こんにちは、佐々木です。 当院ではECMOサービスを提供しており、当科は特に心臓を補助するV-A ECMOによる治療を行なっております。ECMO治療は特に高度な集中治療の一つであり、適切な運用には医師や看護師のみならず臨床工学技士、薬剤師、リハビリ、栄養士など様々な職種が関与するまさにチーム医療が必要となります。 助けられる患者さんも居れば残念ながら亡くなる患者さんも居り、日々より良いECMOの使用を模索しております。その一環として昨年から当院では海外のECMOセンターに倣い多職種ECMOカンファレンスを行なっております。これまで我々が治療したECMO患者さんを全例振り返り、問題点や改善点を洗い出すのが目的です。昨日も救急科・集中治療科と合同で多職種カンファレンスを行い、皆で意見交換を行いました。今回は三密を避けるべくいつもより大きな会場を用意し、WEBカンファレンス方式をとり院外のスタッフにもカンファレンスへの参加をしてもらいました(患者さんの個人情報には十分な配慮を行なっております)。建設的な議論が出来、良いカンファレンスであったと思います。今後もより良い医療を患者さんに提供するべく努力します。 互いの距離をとりつつのカンファレンスの様子。
偶発性低体温患者へのECPR
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こんにちは、佐々木です。2019年度から当科は多忙を極め、かなり久しぶりの投稿となってしまいました。 今年度こそblogの更新も頑張りたいものですが、新型コロナの為軒並み学会や研究会は延期・中止となっておりネタが乏しい状況です。 個人的には特にV-A ECMOに興味があるのでECMOにまつわる文献の紹介を自己の備忘録も兼ねてやって行ければと思います(続くか不明ですが)。 ECMOのごく簡単な説明は こちらの記事 をご覧下さい。 2020年5月のLancetにpublishされた スペインからの症例報告 “Full neurological recovery 6 h after cardiac arrest due to accidental hypothermia” 34歳女性、トレッキング中に卒倒し心肺停止で搬送。初期評価時点で鼓膜温18度、asystole波形を認め、接触から約2.5時間後にE-CPRとしてECMO導入。 ECMOを用いて復温が為され、6時間後に自己心拍再開し、なんと2日後には意識が完全回復。 適応の判断が難しいECMOによる心肺蘇生ですが、偶発性低体温の若年患者には少し大きめに適応させても良いのかもしれません。
OCT Workshop in Kusakabeに参加しました。
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こんにちは、佐々木です。 一昨日に"OCT Workshop in Kusakabe Shuwa General Hospital" に参加しましたのでご報告致します。 狭心症など虚血性心疾患のカテーテル治療(PCI)を行うに際して冠動脈に留置するステントや拡張するバルーンのサイズや部位を決定する方法は複数あります。 一つは昔ながらの血管造影をみて決める方法で、術者の経験や勘に大きく左右されます。利点としては特に道具を用いないため時短となりコストもかかりません。 二つ目は"IVUS"と呼ばれる血管内超音波カテーテルを用いた方法で、描写された血管の輪切りの画像からステントなどを決める方法です。これは現在広く用いられており、既存の治療と比べて再狭窄などを防ぎ治療後の予後を改善したという報告が数多くあります。 上記の"OCT"は三つ目の手段であり、光干渉断層法と呼ばれます。なんだか難しい名前ですが、IVUSの超音波の代わりに近赤外線を用いて血管を描写する比較的新しい道具です。 特徴はIVUSより精密かつ正確な画像を描出出来る点です。 参考画像: 左がOCT、右がIVUS (ACC HPより引用) 当院では現在IVUSが頻用され、OCTは使用しますがまだまだ割合は低いものとなっております。幾つか理由が有りますが、手技や読影にまだ慣れてない事や検査に用いる造影剤が増えやすい事などが有ります。 今回参加させて頂いた研修ではOCTを日常的に使用している先生から1日かけて読影方法、造影剤量を抑えるコツなどを教えて頂きました。実際に治療を行う様子をカテーテル室で拝見し、大変勉強になりました。特に造影剤を抑える方法は思っていたよりも簡便かつ有効であり、次回OCTを使用する際には是非活用したいと考えました。 明日からの日常臨床に活かし、患者さんに還元出来たらと思います。 一日指導して下さった秀和総合病院の後藤先生、帝京大学の山本先生、どうもありがとうございました。 美しい秀和総合病院のロビー、現代美術館の様な建物で静かでした。
『08th Euro-ELSO 2019 in Barcelona』に参加しました。
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『08th Euro-ELSO 2019 in Barcelona』に参加しました。 皆様、初めまして。心臓血管内科の佐々木です。この度4月にスペインはバルセロナで行われた欧州ECMO学会(EuroELSO)に参加しましたのでご報告します。 ECMO(エクモ)とは心臓や肺が弱った患者さんのサポートをする人工臓器で、心臓を補助するV-A ECMOと肺を補助するV-V ECMOに主に分けられます。EuroELSOはECMOの学会として最大規模であり、欧州のみでなくアジアや米国からの参加者も多く活気があります。 当院の救急科・集中治療科の先生方も時折参加していますが、 https://drheli-gunma.blogspot.com/2013/06/euro-elso-in-stockholm.html https://drheli-gunma.blogspot.com/2017/05/6th-euroelso-2017-in-maastrichtvol1.html 今回当院からの参加者は私一人でした。。。留学経験はあるものの今回が国際学会デビューであり、緊張しながら単身学会場へ臨みました。 学会場正面 学会場目の前にあるマジカ噴水 V-A ECMOやV-V ECMO、成人や小児などテーマは分かれており、私は成人の心臓に関わる発表を中心に聞いていました。ECMOと他の循環補助装置となるIABPやImpella、Tandem Heartなどとの組み合わせ・比較に関する発表や、他国における心停止患者さんへのECMOを用いたE-CPRなどに関するセッションが特に興味深いものでした。例えばフランスのパリにおいては院外心停止患者に対してPre-hospitalでECMOをその場(地下鉄構内や美術館など)で導入したりします(初めて知った時は驚愕しました)。 私は2日目に「当院における急性心筋炎に対するV-A ECMO経験」に関するポスター発表をしてきました。 デジタルポスターのため身軽に学会場へ向かえました 当初口頭発表はなく質疑応答のみと事前に連絡されていましたが、いざセッションが始まるとなんと口頭発表をする流れに。。。想定外のことに慌てましたが、何とか聴衆の方には私の拙い英語...